★スリッパのおはなし
スリッパの事ってどれだけ知ってますか?
少しでも皆さんに知ってもらえればと思ってこのページを作りました。
◎スリッパの形
「吊りこみ」(標準の形) |
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「外縫い」甲と底の縫い目が外にあるスリッパ |
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「ソフト」 底に芯が無く、つま先が少し上がっているスリッパ |
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「パンタロン」かかとのヒールが高めのスリッパ 女性用のみ |
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「ダイエット」かかとが無く、つま先だけで履くスリッパ 女性用のみ |
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「モロッコ」 「ソフト」と同じく底に芯が無いシューズ風スリッパ |
他にも色々有ります。
◎スリッパのサイズ
靴のような5mm刻みのサイズは有りませんが、1サイズだけではありません。
■大人用スリッパのサイズ
左から S・普通・L・LL 32.5cm・35cm
普通サイズ | 外寸 26cm | 標準的なスリッパのサイズ 男女共に履けるように考えられたサイズ |
Sサイズ | 外寸 24cm | 女性用として作られています |
Lサイズ | 外寸 28cm | 男性用、普通サイズが小さい方にお勧め |
LLサイズ | 外寸 30cm | 男性用、27cm以上の方にお勧め |
LLサイズ以上 | 外寸 32.5cmと35cm | 海外の方にお勧め |
■特別サイズのスリッパ
中に入っているスリッパが普通サイズです。
ジャンボ | 外寸 32cm | 外寸32cmですが、甲が大きく靴を履いたまま履けるサイズです |
■子供用スリッパのサイズ
18cm | 外寸 20cm | 3歳ぐらい〜 |
16cm | 外寸 18cm | 2歳〜4歳ぐらい |
小学生の高学年から中学生ぐらいの22cm・23cmがありません。
需要が思ったほど少ないのと、個性が多い為だと思われます。
◎スリッパの歴史
福沢諭吉が紹介
江戸時代末期にシーボルトが伝えた履物を福沢諭吉がスリップスと紹介したと言われています。
ただ、上記の写真の様に現在の形の「スリッパ」とは違い「ルームシューズ」に近い物だったようです。
現在の形になったのは明治10年に徳野利三郎氏が外国人用に上履き用として作ったのが元祖の様です。
その徳野利三郎氏を師として教えを請けた奥村金次郎が当社の始まりです。
上の写真は大正13年頃、関東大震災直後の当社前身の東京スリッパ製造所です。
奥に右上に写っています婦人は99歳で亡くなりました初代の奥様です。
■スリッパ専門店のつぶやき的なお話
当社の所在地である場所は「はきはきタウン」と名前が付いた履物問屋街なのですが、よくお客さまが外履用を買いに来られます。
「スリッパ」は内履き用と思い込んでいるのは私達販売している者の思い込みなのでしょうか?
「スリッパ」と「サンダル」と「ツッカケ」ってどう違うのでしょう?
「スリッパ」もこの頃は100円均一でも沢山販売している為に、当社にも100円より安い商品を買い求めに来られるようになりましたが、当社は扱わないようにしております。
海外製でも、当社の目にかなった物だけを仕入れるようにしております。
また、
国内製の良さを知っていただきたいと思い、日本製のスリッパを多く取り扱っております。
不良品のお問い合わせも時々頂くのですが、購入日をお尋ねすると、5年以上前だったりします。
今まで在庫されていて、今日やっと使うので出して見ると、糊がはがれていたり、糸が切れているなど・・・のお声を聞きます。
申し訳ございませんが、商品は空気に触れるだけでも劣化していく物です。
どうぞ、一度に沢山、買い置き分まで買わなようお願いいたします。
おくむらスリッパ株式会社 TEL:06-6641-4109